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「よい社風」とは、「人のネットワーク」が存在し、「自己実現欲求」が満たされ、全体として「顧客志向型」の組織体を言う。
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【1】人のネットワークとは
組織においては「人」は独立して存在するのではなく、関連する人や部署との間に的確に情報が流れ、心の連帯感が充実している。
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【2】自己実現欲求とは
有名な「マズローの欲求5段階説」によれば、人間には本能的に「真実の自分(あるがままの自分)」で在りたい、自分の得意な分野を更に伸ばし力を発揮してみたい、との欲求がある。職場ではこの欲求が満たされていることが、人の志気を高め成果を上げる大きな動機づけとなる。
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【3】顧客志向とは
人の心の持ち方が、顧客の満足度を高めることに置いていること。顧客志向が育つには、高い倫理観を涵養しておくことが大切。
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「社風」とは、人間の性格のようなものではないかと私は考えています。大村政雄教授(日大)によると、人間の性格は気質の上にある構築物のようなものだそうですから、下にある気質が変われば当然に性格は変わるように思います。これは心理学の話ですが。
企業は「人」で構成されていますから、企業(会社)にもこれと同じような仕組みで「気風」というものがあり、これが会社の社風を作り上げていると考えられます。
ところで「社風」というものは誰が作るのであろうか。
人間の性格の構造を想定した場合、気風の上に社風が出来るのではないかと考えられ、企業誕生の当初から経営者の性格の影響を強く受けています。企業の成長過程でも、気風の形成に、その経営者の性格の影響をもろに受けます。
このように考えてみますと、社風は経営者が作ってきたのです。社員が増えてきますと、更に深さと厚みが加わり味のある社風(土壌)が出来上がっていくものと思います。
良い土壌には美しい花が咲きます。悪い土壌には、立派な花の咲く種を植えてもその花は育ちません。会社の社風も全く同じです。「良い社風」には人が育ち働く人に活気があります。「良い経営資源」が集まってきます。だからこのような会社の事業成果は高いのです。
「悪い社風」では良い人ほど先に辞めます。当然ながら企業活力は低下しますから窮地に陥ることになります。この状態になってから私たちはコンサルティングの依頼を受け、初めて上記の【1】〜【3】の不足を知ります。社風の大切さを深く痛感しております。
中小企業の皆さん、自分の会社の社風を、一度第三者的に見てください。
意外にも、そこに発展への糸口が見つかるかも知れません。
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(森井記/2006.12)
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