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企業再生を考える場合、私が必ずおさえる7つのポイントを、このペ−ジ上で連載して来ました。多くの方々からのご質問やご相談をいただきましたことに先ず御礼を申し上げます。今回はこのシリ−ズの最後、7番目のポイントについてお話しします。
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さて、「経営者と経営する人とは違う?」と先ず疑問に思われるでしょう。
私がこの2つの機能の違いに気づいたのは昭和57、58年頃であったかと記憶しています。
「経営者」の機能(役割・役目のこと。機能については、このシリ−ズの第1回目で述べましたのでご参照ください。)と「経営する人」の機能にどのような違いがあるか、について説明しましょう。
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経営者とは、経営理念を明確にして、戦略的思考を駆使し、全体的・長期的視野に立ち、成果を挙げるための経営資源を有効且つ効果的に配分し、この経営資源のバランスを維持しながら組織体を統括する人である。
経営する人とは、経営者から預かった経営資源を効果的に活かし、この経営資源のバランスを維持しながら事業活動をリードし、経営理念の追求と期待される成果に到達するよう、組織体を運転する人である。
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と説きます。お気づきの通り、経営者の機能(役割)は、経営資源を無駄なくバランス良く配分し、全体を統括していく人です。
一方経営する人の機能は、この経営資源を活かし全体としてのバランスを維持しながら、企業が発展するようにリ−ダ・シップをとっていく人と言うことになります。
もっと端的に言いますと、経営者は全体を統括する人、経営する人は成果に向かって全体をリ−ドする人、となります。
中小企業の場合、経営者皆さんの多くは「経営者」と「経営する人」は同人であり、さらに終身制であったり世襲制ですから、現経営者が経営する人にふさわしいかどうかについて評価される機会がきわめて少ないのです。
さらに大株主ときていますから、「投資家=経営者=経営する人」の3者一体です。
3者一体であることが中小企業の強みでもありますが、時としてこれが問題点となり企業の存亡を左右する場合があります。それは、企業を再生させようとしたときに、経営者の「経営能力」が問われることになるからです。
私は今日まで、この問題に幾たびか苦しんだ体験があります。
なんとしてもこの企業を再生させようとした場合には、大きな選択肢の1つとして、経営機能を分けて、経営者と協働しながら強いリ−ダ・シップを発揮する「経営する人・出来る人」を早急に誕生させる必要がある場合があります。
経営者と経営する人の機能分化策を、企業を救うための究極的手段として私は敢えて採用することがあります。
企業の継続性を願うならば、経営者を決めるに際しては、唯「お前は長男だから次の経営者」という個人感情で決めてはならないものと考えます。「経営できる」ことが極めて重要なことであり、同時に経営の出来ない経営者も時には居られることが、今後の中小企業の発展に大きな影響を与えていくことになりましょう。
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今回で「PBM経営の狙うもの7つのポイント」シリ−ズを終わることになります。
記載するスペ−スの都合で充分に言い尽くせないところもあり、皆様には不十分であったろうと思いますが、それでも多くの方からのご質問やご相談をいただきましたことに深く感謝しております。今後も機会あるごとにこの7つのポイントに触れていきたいと考えております。
次回からは、体験談を含めて中小企業の経営者の皆様にお話しを進めて参りたいと思います。
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| (森井記/2007.2) |